第27章 小さな太陽と大きな背中
清「澤村、菅原。なにしてるの?」
2人が腰をあげる音がして、更に慌てていると清水先輩の声が聞こえてきた。
清「邪魔だからどいて」
そう言って中に入って来た清水先輩とバッチリ目が合うと、清水先輩は一瞬目を見開いて外へ出た。
ガラガラと音をさせながら、扉が閉められる。
菅「清水、閉めたら空気が籠るだろ?だから開けといたのに・・・」
清「2人とも気が付かなかった?中で城戸さんが着替えてた事」
澤・菅「「ええっー?!」」
清「・・・うるさい」
と、とりあえずは助かった・・・
菅「紡ちゃんゴメン!まさか着替えてるとか思ってなかったから!」
澤「スガ、今そこ開けたらダメだろ!」
菅「あ、あぁ、そっか・・・」
清「城戸さん?着替え終わるまでこの2人は私が見張ってるから。終わったら教えて」
『ありがとうございます!すぐ終わりますから!』
ナイスタイミングな清水先輩の登場をありがたく思いながら、私は急いで着替えの続きを進めた。