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【 ハイキュー !!】~空のカタチ~

第29章 ネコと呼ばれる人達


『東峰先輩は違います!見た目は確かに···ですけど、ちゃんと高校生だし!』

月「ちゃんと高校生···って。ポチ、馬鹿なの?」

あぁ···なんかドンドンおかしな方向に話が歩き出してしまう···

軽く混乱する頭を抱えてながら、収拾つかなくなりそうな話題にオロオロする。

桜「ま、慧太へのお仕置きはあとにするとして···烏養?練習時間、勿体ないよ?」

慧「そうそう。な、澤村?」

繋「お前らがそれ言う?!」

桜·慧「「···なにか問題でも?」」

うわ、出た。

双子特有の同時発言、しかも変なオーラ付き。

繋「イエ···ナンデモアリマセン···」

すっかり小さくなっちゃった繋心を見て、なんだか申し訳ない気持になる。

ゴメンね、繋心···私が繋心のこと話しちゃったから。

ん?

元はと言えば、その話題を持ち出したのは菅原先輩だよ!

チラッと菅原先輩に視線を送りながら、全く···とため息をこぼした。

繋「と、とりあえず···だな。澤村、普段の練習はどこまでやった?」

澤「スパイク練習までは、ですけど」

澤村先輩の言葉を聞いて、繋心は目を閉じて何かを考え出した。

その様子を黙って見ていると、少し経ってから繋心はウンとひとつ頷いて、また澤村先輩を見た。

澤「あの、何か不備でも?」

繋「いや、そうじゃない···桜太と慧太、この後もまだ時間あるか?」

桜「俺達?今日は特別に澤村君に頼んで仲間に入れて貰ってるから、何か手伝う事があるなら協力はするよ?」

慧「お前がイヤじゃなければ、だけどな?」

それって···最後までいるって事だよね?

繋心の精神的疲労···大丈夫かな。

繋「ならちょうどいい。澤村、この後少しミニゲームしながら練習するぞ」

澤「ミニゲーム、ですか?」

繋「あぁそうだ。ちょっと変則的なチーム分けと、それから特別ルールでゲームをする。だが、どっちのチームも全力で勝ちを取りに行け」

「「 っス! 」」

変則的なチーム分けと、ルール?

繋心はいったい何を始めるんだろう。

繋「おい、紡。お前、ちょっとコートに入れるか?」

『え?私も?!···別に大丈夫だけど。でも、何をすればいいの?』

桜太にぃ達がコートに入るなら、私は別に必要ないんじゃ?

月「コートに入るのに、オママゴトでもするつもり?」

『絶対しないから!』
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