【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第16章 能力を知りました。
セリシアside
「ね、私にも質問させてよ!」
「ええ、どうぞ。」
髪の話題はこれで終わり、とばかりに切り替える。
「んー、そうだなあ・・・。ジャーファルさん、お酒強い人?」
「いえ・・・全くです。この前もコップ一杯で倒れましたし・・・。まあ、あれはお酒の度数が強かったからっていうのもありますけど。」
「強かったの?」
「ええ。ですから、酔いが回るのもより早くて。・・・迷惑かけてすいません。」
「いや、そんな。」
深く考えたらあの事故を思い出しそうだったから急いで次の質問。
「じゃあお酒嫌いな人?」
「ええ。」
「じゃあ、好きな食べ物は?」
「食べ物、ではないですけど、コーヒーですかね。セリシアさんは?」
「私?ココアかな。チョコとか、甘いものも好き!コーヒーは、飲めなくはないけど苦いからあんまり飲まないな・・・。」
「じゃあ、苦いのより甘いのが好きなんですか?」
「うん!じゃあ次!趣味は?」
「仕事、ですかね・・・。」
「うそでしょ!?」
「いや・・・。特にすることもないですし。・・・セリシアさんは?」
「ヤム姉とピス姉と談話?あー、寝ることも。」
「・・・寝るんですか?」
「最近疲れで寝ちゃうこと多くって。」