【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~
第16章 能力を知りました。
セリシアside
とりあえず、思い出せる限りの内容を書き出した。
すると、思った以上に覚えてることが分かった。
なぜか、すらすらと言葉が出てくるのだ。
そこで、少しわかりやすく書き直してみる。
ええと、つまり・・・。
私にひどく残酷な悲しい運命を与えてしまった。
それはあの人にも誰にも変えられない。
けど自分の運命は自分で変えるものだからまだ望みがある。
それに、黒い力が世界を変えようとしているのに伴い、私の運命も少なからずいい方になっているかも。
それは時が来ればわかるだろう。
あの人の知る本来の世界がたどりつく結末を迎えることはない。
だから新しい運命が何かはわからない。
ってかんじ?
ただわからないのは、あの人が何に頼っているのか。
大きな巫女の力なのか、黒い力なのか。
ってかそもそも黒い力って?
そうそう、続きもわからないことばっか。
語れるようになるまで長かった。
私が気付いてるかは知らないけれど、一応言おう。
私の封印はまだ一部しかない。
自我のある時に解かなきゃ意味がない。
封印って、それこそ何よ。
生きてる人間だし、眼に見える何かは何もないし。
なぜ巫女の力について無知にされたのか分からない。
それに、語るのを邪魔する存在がある。
今はあの者の力があるからはねのけているけれど。
あの者ははるか昔から慕ってくれてる。
封印が一部解けたから出てこれて、語れるのはあの者のおかげ。
それも無限ではない。
忠実なる妖精はあの者だけ・・・。
・・・。
いみわかんねー!!