• テキストサイズ

【マギ】 ジャーファル、あなたのために。~亡国の姫~

第16章 能力を知りました。


セリシアside


その後その声は止まった。
姿が見えないからわからないけど、まだいる。
ただ、何かを考えてる…。
そんな感じ。

―――――ここまで来るのは、長かった―――――

突然、また声が聞こえた。

―――――あなたが気付いてるのかは、よく知らない。―――――

え、何に?
何に気付いてるか・・・??

―――――それでも、一応・・・伝えるわ…。―――――

だから、何を。

―――――あなたは…あなたの封印はまだ解けてない。今は一部しか解けてないの・・・。封印は、自我のある時に解かなくては…ダメ。―――――

待って。
初耳のことがある。
私の・・・封印??
私、生きてる人間だよ?
私とシロナのこと、間違えてない?

―――――あれでは、ひびが入った程度。巫女の力を使ったから、一部が解けた、それだけ。―――――

巫女の力。
やっぱり、私のことを指してる。
でも、封印って?
聞いたことも何もない。
いったい何を・・・??
それに、封印を解くような行為をしたとは思えないのだけど。
/ 511ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp