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鍵の歯車【7竜】

第2章 CHAPTER.0


今にもミオに攻撃してきそうなドラゴン。

させてたまるか、と私達はドラゴンの前に駆けた。




ミオ「シオン・・・!?」

シオン「下がってて。
必ず・・・守るから」




リョウとセツナに目を向けると、2人は頷いてくれた。

これ以上コイツを先に進ませる訳にはいかない。
目の前でミオを・・・他の人達が倒れるのなんて、見たくない・・・!


バトルが始まると私の手には双剣が握られていた。




シオン「・・・手加減なんて要らない、思いっきりやるよ。2人とも!」

リョウ「オッケー、任されたよ!」

セツナ「人々の為・・・コイツを、倒す」




私とセツナが近距離からスキルを放ち、リョウはハッキングをかけようと頑張る。


時々ダメージを喰らいながら、でも負ける訳にはいかないから踏ん張ってまたスキルを放ってやった。


ゴオッ・・・!


シオン「ブレス・・・!
・・・っつ・・・、・・・」

セツナ「シオン、あまり無理するな」

シオン「まだ無理してる範囲じゃないよ。
・・・大丈夫、確実にアイツの体力は削れてる」

リョウ「・・・よしっ、ハッキング完了だよ!」




あーあ、これは火傷喰らっちゃった。

このドラゴン・・・ホワイトドラゴンは炎属性なのか、やたら炎の攻撃をしてくる。


でも、それでも・・・。
私達の方が強い。
そう確信していた。


リョウがかけたハッキングを利用しない手は無い。

私達は、一気に仕掛けた。




シオン「・・・っ、逃がさないよ!」

セツナ「喰らえ・・・っ」

リョウ「さあ、いくよ!」




私は飛天斬りを、セツナはブリッツエンデを。そしてリョウはスケープゴート.xを一斉に放ってやった。


・・・シュンっ


シオン「・・・よしっ」




ホワイトドラゴンが、消えた。

・・・勝ったんだ。


両手から双剣が消えたのを確認して、ミオの元に歩いた。
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