第2章 CHAPTER.0
シオン「・・・・・・もしそれが本当なら、どうすれば止めれるの?」
アリー「ドラゴンクロニクルを解明するの。
過去と未来の狭間にいる、キミには・・・キミ達には、それができる」
ジュリエッタ「VFDは出現する全段階でさえ地球規模の異常を引き起こす力を持つ、最上位にして極北(きょくほく)の真竜よ。
だけど、ドラゴンクロニクルを完全解明できれば話は別。全ての真竜情報と膨大なエネルギーの集積・・・それをこちらが握れば、勝機はある。
逆に・・・そのときまでにドラゴンクロニクルを解明できなければ人類は滅亡する・・・100%ね」
ミオ「そ、そんな・・・」
リョウ「メツボーって・・・誰も居なくなっちゃうって事?」
セツナ「・・・滅んで亡くなると言う意味だし、そう言う事になるだろうな」
アリー「まーそゆワケでノーデンス社はドラゴンクロニクルの完全解明に力を入れてるんだ。
それに完全解明すれば竜斑病を治す方法だってきっと見つかるはずだよ☆」
シオン「・・・竜斑病を、治す方法・・・」
アリー「でも、それにはS級の異能力者・・・狩る者の力が必須なんだ。
そして、キミ達にはその素質がある。特に・・・キミにはね」
そっか、素質か・・・・・・ん?
特にキミに・・・って。
・・・えっ、私・・・!?
いやいや・・・そんなまさか。
アリー「アリーたちのドラゴンクロニクル計画・・・code:VFDにぜひとも協力して欲しいのよ!」
シオン「・・・・・・えー・・・と。
・・・話が長すぎて、イマイチ理解しにくいんだけど」
ジュリエッタ「あら、ごめんなさい。
怪しいオカマとシャチョーの話なんてやっぱり退屈よね〜」
アリー「要は狩って狩って狩りまくるんだよ!
ドラゴンを狩って検体を集める。
アリーたちはそれをお願いしたいのよー」
シオン「狩る・・・って言われても」
リョウ「どこに竜とか居るの?
あ、セブンスエンカウントとか?」
アリー「んふふー。
そうだよね!そう思うよね!」
どうやらセブンスエンカウントではないらしい。
あらかじめそう言われると思っていたアリーが待ってました!と言わんばかりにテンションを上げてきた。
そんなアリーのテンションに待ったをかけるように「すみません、あの・・・」とミオが言った。