第2章 CHAPTER.0
ナガミミ「なにマヌケ面してやがる。
いいか、オレはナガミミ様だ!
ウサギさんじゃねえし変なぬいぐるみでもねえ!」
ミオ「ど、どうしちゃったのナガミミ・・・さ・・・ま?
急に、そんな乱暴な・・・」
ナガミミ「ハァ・・・オレはこっちが素なんだよ。
営業モードは疲れるからな」
リョウ「営業、って事は・・・ノーデンス社ってウサギまで雇ってんの?」
シオン「リョウ、取り敢えず話をこじらせないで・・・」
ナガミミ「ここで生き残りたかったら、くれぐれもオレ様を可愛いウサちゃん扱いしないコトだな
さもないと血をみるだけじゃすまねえぞ?」
ミオ「血をみる?
それに、生き残る・・・ってどういうこと・・・?」
ますます困惑するミオ。
まあ、それはそうだろう。
セブンスエンカウントをしてレアキャラらしきマモノを倒したと思えば、いきなり選ばれたとか言われ・・・更にはナガミミのキャラ崩壊ときたものだ。←
ナガミミ「いつまでボサッと突っ立ってる気だ?
ノーデンス本社はこっちの奥だ。
サッサと、オレ様について来い!」
いや、立ち止まって意味不明な事を言いだしたのはそっち・・・と言う暇も無くナガミミはスタスタ歩いて本社の入口がある方へと行ってしまった。
置いて行かれても困るし、ナガミミのあの様子じゃ本当に血を見せられ兼ねない。
私は一言「・・・行こう」と呟いてナガミミが入って行った本社の入口へと向かった。
本社の中へ入ると、ナガミミが待ってくれていた。
・・・なんだかんだで案内はしてくれるらしい。
ナガミミ「ここがセブンスエンカウントを開発しているノーデンス・エンタープライゼス本社だ。まあ先月、アメリカから引っ越してきたばっかりで中身はまだスッカスカだけどな。
目的地はここの3階、会議フロアだ。
そこのエレベーターでキリキリ進むぞ!」
そう言うやいなや、またサッサとエレベーターの方に歩いて行くナガミミ。
せっかちだなあ・・・と思いながら、私達もそれに着いて行った。