第2章 CHAPTER.0
ミオ「あ・・・っ、階段だよ!」
シオン「お、本当だ。
・・・っと、それに宝箱も。中身は・・・ガードリングIだね」
リョウ「オレとセツナはいいから、シオンが装備しなよ。
レディファースト、ってね♪」
セツナ「ああ、バトルメンバーで唯一の女だし・・・それにこのチーム内において先陣を切って戦ってくれている訳だしな」
シオン「あ、そう?
それなら遠慮なく・・・」
宝箱の中には、防御力を高めてくれるアクセサリーが入っていた。
武器の自動装備についてもそうなんだけど、どうやら防具やアクセサリーは装備しても私達の外見が変わる訳ではないらしい。
その証拠に私達は支給されたクロムユニフォを装備しているはずなのに服装はバラバラだし、今装備したはずのガードリングIに至っては手のひら大のポップアップに『ガードリングI』と書いてあるだけだ。
ミオの説明によれば装備の全てはポップアップで見えるとか。
四角い手のひら大のポップアップに各武器のマークだったら武器。防具だったら服。アクセサリーだったら指輪。と言うように分けられているそうだ。
その装備方法は至ってシンプル。
その装備ポップアップに表示されている『装備︰』と言う項目に自分の名前を入力するだけ。
ミオ「新しいマモノは、スカウトポッド。
射撃攻撃してくるみたいだから気をつけて!」
シオン「はーい。
そんじゃボチボチ、スキルも使ってみよっと・・・。
・・・逃がさないよー、っと!」
STAGE3でも、私達は苦戦する事なく進んだ。
ラビとブルーグラスはそれぞれ普通に攻撃して一撃で倒せるようにもなった。
STAGE2のボスのヘルクラウドも普通に出てきたけど、スキルを使ったりして誰も戦闘不能になる事なく私達のチームはSTAGE3の奥へと進む。
二つ目のキュアポイントも通り過ぎ、また開けたフィールドへたどり着いた。
そこには何やら今までのマモノとは明らかに違う強さを醸し出している、こちらの方を向いて延々と飛び跳ねる・・・小型の竜のようなマモノが居た。