第2章 CHAPTER.0
シュン・・・
シオン「お、消えた」
セツナ「・・・勝ったようだな」
リョウ「イェーイ!
やっぱ女の子が居るから頑張れちゃうね♪」
ある程度攻撃すると、一瞬だけ淡い光を放ってラビ2体は消えた。
どうやら勝てたようだ。
シオン「うん、リョウの射撃の腕凄かったね。
セツナも、的確に打撃を当ててたし」
リョウ「へへっ、まあね〜♪
でもシオンの剣さばきって言うの?すっごくキレイだったよ。ねっ、セツナ」
セツナ「ああ・・・。
剣道の事はあまり解らないが、迷いの無い良い剣筋だと思うぞ」
シオン「まあ、相手も相手で人外だったし・・・手を抜く必要も無かったしね」
ミオ「そんなにダメージも受けていないみたいだし・・・3人の戦い方なら今居るSTAGE1に出て来るマモノから大ダメージを受けるって事は無いと思うよ」
シオン「うん、ミオもこう言ってるし・・・サクサク進めそうだね。
・・・って、そう言えば・・・武器ってバトルの時に自動的に出てくるんだね。転送とかされてる感じ・・・なのかな」
セツナ「・・・ああ、俺もそれには驚いた。
ゲームの中でどう言うプログラミングをされているのかは定かではないが・・・今出てきたマモノにしろこのフィールドにしろ、セブンスエンカウントの人気が本物なのは確かだろう」
リョウ「ま、小難しいハナシはやめにしようぜ。
せっかくすっごいゲームなんだし、どうせなら他のチームよりも高いハイスコア狙っちゃおう!」
私とセツナがセブンスエンカウントのシステムを喋っていると、リョウがその会話を遮るようにして先に進もうと言いだした。
・・・いや。小難しい話じゃないと思うけど。
でもまあ、リョウの言う事も一理ある。
ここはまだSTAGE1だし、セブンスエンカウントは始まったばかりだ。
私達は奥に進む事にした。
進む都度出てくる、ラビや青い蝶みたいなブルーグラスを倒しながら上のエリアのSTAGE2を目指して行った。