第2章 CHAPTER.0
わけ知りなプレイヤー「職業について詳しく知りたいならセブンスエンカウントの受付でいろいろ教えてもらえるぞ」
シオン「職業、か・・・。
そう言えば・・・2人の職業はなんてなってる?」
ステータスのポップアップを開くと、名前と体力や魔力数値の他にも職業の欄があった。
思った通り、私はサムライらしい。
リョウ「オレはエージェント!」
セツナ「・・・ゴッドハンドだ」
シオン「エージェントとゴッドハンドか・・・あ、ちなみに私はサムライだよ。
・・・えーっと、マニュアルマニュアル・・・」
ミオ「あっ、職業なら私が説明するね!
まずはリョウの職業からね。エージェントは、銃による攻撃とハッキングを併せ持つ現代の特殊諜報員。
次にセツナの職業、ゴッドハンドは体技と医療を主とする格闘家で・・・生体の破壊と回復を得意とする。
最後にシオンの職業サムライは、攻守のバランスが良いけど和の剣士。ってなってるよ。
それぞれの装備もこっちにログインした時に支給されてるみたい」
どうやらミオはマニュアルを丸暗記しているらしい。
スラスラ説明して、最後に言われた装備について私達は確認してみた。
サムライの私は双剣(標準的な双剣)。エージェントのリョウはストライカー(軍制式採用の銃)。ゴッドハンドのセツナはツインバンカー(殴って打ち込む爆拳)。
防具は、全員クロムユニフォ(調査員愛用のユニフォーム)で統一されていた。
シオン「双剣と拳、それに銃か・・・。
マモノの強さもどれくらいなのか知りたいし、ひとまず私とセツナが近距離で攻撃してリョウが遠距離からの攻撃って事でいい?」
確認する事を確認し終えて、私達はいよいよセブンスエンカウントの醍醐味であるステージ攻略へ向けてスカイタワーの中へと入って行った。
ちなみにナビであるミオはバトル以外は私達の後ろを着いて来るそうだ。
まあ、そりゃそうだよね。