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鍵の歯車【7竜】

第2章 CHAPTER.0


ミオ「あっそれとね、フィールド上の不思議な光にアクセスすると今までの記録を残せるみたい。
光は青と緑の2種類があって青は記録を残すだけなんだけど緑の方は回復効果があるんだって。
もし、途中でも見つけたらアクセスしておくといいんじゃないかな・・・」

シオン「フィールド上の不思議な光・・・・・・。
あそこに見えてるのか。うん、覚えておくよ」

ミオ「ええと・・・これくらいかな。
それじゃ、マップを見ながらまずは上に向かってみようか」




ミオの説明を聞き終え、私はマップについてのマニュアルを読む為に空中を軽くつつくようにしてポップアップを出した。


『ミニマップ』について。
マップポップアップに表示されるマップは歩いた部分が自動的に記録されていきます。
マップには様々な人やモノなどの反応が現れ、それらに対応したアイコンが表示されます。



・・・何気に凄いな、マップ。

どれどれ、と確認してみれば私達が今居るエリアの情報がポップアップに映し出された。


どうやら赤い花が咲いてるのより先は行けないように設定されているらしく、マップも私達が居る周囲から次のエリアに通じている出入口しか表示されていないみたいだ。

それにしてもこの赤い花・・・どこかで見たような気がする。




おせっかいな男「15個。
これが何の数字か分かるか?」

リョウ「15個?
え、何。なんの数字??」

おせっかいな男「そう、各アイテムの所持上限数だ!
それ以上入手しようとすると無意識のうちに捨てちまうらしい・・・。
普段から積極的に使った方がいいぜ。
宝箱から入手した時はまだ取り戻せるが、誰かから貰う時とかは注意が必要だぜ」

セツナ「・・・15個か・・・。
まあ、確かにアイテムに頼ってばかりではいつの日かその身を滅ぼしかねないかもな」

物知りなプレイヤー「しってるか?
サムライの武器は2種類ある。一刀と双剣だ。
使えるスキルが変わるから、サムライの装備を選ぶときは種類に気をつけるんだ。
もしお前のチームにサムライがいるなら両方の武器を持ってるんじゃないか?」




「アイテムを確認してみろよ」と言われて私はふと気がついた。

・・・私、そのサムライじゃね?
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