第2章 CHAPTER.0
リョウ「なるほど、それじゃあオレ達も混ぜてよ。
丁度バトルメンバー1人とナビ1人を探してた所だしさ」
シオン「オレ、達?」
リョウ「そ。オレ達!
・・・・・・ってセツナ、そっちじゃなくてこっちだよ〜?」
お〜い!とぶんぶん両手を振って誰かに呼びかけるリョウ。
その方向に目を向ければ、展内の入口付近の壁に手をついて首をかしげている青年の姿があった。
青年はリョウの声に気づき、こちらへと向かって来た。
黒短髪に黒いマスク、薄紫のマフラーを着用しているその姿は・・・なんともまあ強そうだ。
リョウ「コイツがもう一人のバトルメンバーだよ!」
黒短髪の青年「・・・壬生瞬(イクルミセツナ)だ」
シオン「ども。安澄音シオンです」
ミオ「な、那雲澪ですっ!」
リョウ「セツナ、この子達と組もうよ!
可愛いし綺麗だし、イケメン美女パーティってなんかテンション上がるよね〜!」
セツナ「・・・お前はテンション高いのが通常だと思うが。
俺はこの通り無愛想でリョウは煩いが・・・それでも構わないか?」
「楽しみ〜!」と笑うリョウと「少し落ち着け」と静かなセツナ。
そんな2人を見て、私はミオとアイコンタクトを取った。
ミオ「・・・ふふっ、楽しいパーティを組めそうだね・・・!」
シオン「うん、私も構わないよ」
セツナ「そうか・・・有難う」
リョウ「オッケー!
これからヨロシクね、みんな♪」
さっそくバトルメンバーも揃った事だし、私達はターミナルでパーティ登録をした。
ミオ「・・・あっ、リーダーも決めなくちゃいけないみたいだよ?」
リョウ「リーダー?
オレやりたいかも!なんか面白そう!」
セツナ「・・・リーダーと言うのは、常にパーティの先頭に立ってマモノの対応や入手したアイテムやAZ(エーゼット)の管理・・・それにマップの確認も請け負う役割も務めるとマニュアルにある。
お前にそれがこなせるのか、リョウ」