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鍵の歯車【7竜】

第2章 CHAPTER.0



・・・この症状って、もしかして・・・。

いや、でも風邪かもしれない。
風邪引いたけどゲームやりたくて来たのかも。




ミオ「ごめんなさい、大丈夫・・・!
いつものことだから!」

シオン「(いつもの事、ね・・・)
・・・よかったら、一緒に遊ぶ?」

ミオ「ホント?
嬉しいな・・・ありがとう、シオン!」




風邪にしろ何にしろ、もし本当に辛そうだったら休憩室なり医務室なりに連れて行ってあげよう。

病は気から、とも言うし。
こんなに嬉しそうなのに「ダメ、少し休んでからにしよう」とか言えば少なからずは落ち込むと思う。




シオン「えっと・・・じゃあ、取り敢えず色々見て回る?」

ミオ「うん、そうしよう。
シオンに任せても・・・いい?」

シオン「ん、お任せあれ」




そんなこんなで見て回る事になった。

私達の居るここ・・・ノーデンス社の別館は、一言で言えばサイバー。
真っ暗な画面の上にピンクやら緑やら、青やらのライトアップが所々に施されている。


この内装を見ているだけでも、やはりノーデンス社はゲーム会社なんだと実感させられる。
これはセブンスエンカウントは期待して良さそうだ。




選ばれたい女「ここはノーデンス社の敷地内。
セブンスエンカウントというゲームを遊ぶための一般開放の施設よ。
奥の本社は、社員以外にも選抜プレイヤーが出入りしてるって噂・・・。
ああ、私も選抜に選ばれたいなぁ〜」

シオン「選抜、ね・・・。
ミオは、選ばれたい?」

ミオ「えっ?!
わ、私なんてそんな・・・それは、選ばれればいいな・・・とは思うけど・・・・・・」

バーテンダー「・・・人との出会いは新たな歓びを生むことも哀しみを生むこともある。
セブンスエンカウントでの出会いが前者であることを、私は祈るよ」




・・・いや、うん。

バーテンダーさん、なんか深い事言ってるけど・・・その思わせぶりな雰囲気はなに・・・?
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