第10章 壊れていく日常
茜side
養護教諭「多分、ストレスと過労の所為ね。ちゃんと休んでおけば大丈夫よ。」
茜「そうですか…ありがとうございます。」
養「いいのよ。鍵ここに置いておくからちゃんと閉めて職員室に持って来てねー。」
茜「はい。」
プルルルルル
プルルルルル
茜「あ、お母さん?あのさ迎えに来てくれない?」
茜母「なんでよー。」
茜「櫻が倒れちゃって…」
茜母「わかったわ。10分後保健室に行くから。」
茜「うん。よろしく。」
櫻、大丈夫かな。どんどん顔色が悪くなってく。
ガラッ
英「茜、櫻の荷物持って来たよ。」
岩「茜の荷物もな。」
及「起きた?」
茜「ありがと。まだですよ。そんな早くには起きないです。」
櫻「…うぅ… ぃじ…」
?
茜「あ、お母さんに電話したから迎えにくるよ。あきらも乗って行くでしょ?」
英「うん。」
ガラッ
茜母「お待たせ。あ、こんばんは。」
岩「こんばんは。」
及「こんばんは〜。」
茜母「あらあら、顔色が悪すぎない?」
茜「過労だって。」
茜母「そっか。あきら、櫻のこと車まで運んで。」
英「うん。わかった。」
茜「はじめ、ごめんね?約束守れなくて。」
岩「気にすんな。今は櫻のそばにいてやれ。」
茜「うん。あ、鍵。」
花「俺達が行くから!」
及「そうだよー。あ、岩ちゃん、櫻ちゃんと茜ちゃんの荷物持って行ってあげな!」
岩「当たり前だ。ボケ。」
茜「じゃ、お願いします。さようなら。」
花「ばいばーい!」
茜「はじめ、ありがとう。」
岩「いいってことよ。」
ガチャ
茜母「あきらは櫻と一緒に後ろに乗りなさい。あかね、もう行くよ。」
茜「荷物ありがとうございます。じゃばいばい。」
岩「おう!またな!」