第1章 ラピスラズリ
絶対酒のせいだ…
俺も松潤もニノも、いつもより酔っぱらってた。
だから…酔っぱらってるから…
俺は必死に頭の中で言い訳してた。
だから…気持ちいいから…
ニノにこんなことしてもらってても…
いいんじゃないかなあ…
ぼんやりと頭で言い訳をし尽すと、もうあとは気持ちよさに脳みそが支配された。
程よい力加減で握りこまれて扱かれてるうちに、松潤に寄りかかってたみたくて、肩をぐいっと持たれた。
「え…?」
いつの間にか、松潤の顔が目の前にある。
思わずぎゅっと目を瞑ったら、唇に温かいものが触れた。
「ん…」
これは、キスだ。
俺は知っている。
これはキスというものだ。
だが、俺はこんなことも知っていた。
俺を扱いてるニノも男ならば、俺にキスしてる松潤も男だということを。
「ちょ…あ…」
「やべ…気持ちいい…」
松潤のかすれた声が聞こえた。
唇をつけたまま囁くと、また唇を塞がれた。
…今度は舌が入ってきた。
「待って…」
ぐいっと松潤を押そうとした瞬間、またニノの口の中に俺が入れられた。
「あっ…ニノぉ…」
「んふ…元気だね、大野さん…」
甘い、甘い声がブースの中に響いた。