第2章 オセロ scene2
一人で楽屋に戻ったら、翔ちゃんもニノも下向いて笑ってる。
「なんだよお?」
「しらね」
ソファに座ったら、くっくと笑いながら翔ちゃんが俺の肩に腕を回してきた。
「な、なんだよ…?」
「べっつにー…」
ちらと潤を見ると、また冷たい目で本を読んでる。
「ぶはああっ…」
ニノがいきなり噴き出して、ソファで寝てるリーダーにしがみついた。
「はひゃあ!?」
びっくりして飛び起きたリーダーに構わず、ニノはそのまま笑い続けてる。
「なに…?ニノぉ…?」
「あひゃっ…らんでもない…あんでも…ぐふうっ…」
なんだ…これ…?
「くっくっ…あーおもしれぇ…」
「なんなのお?翔ちゃん…」
「なんでもねえって。おまえ、そのまんま変わらないで居てくれよ?」
「はあっ!?」
それからすぐに打ち合わせが始まったからそのまま、訳がわからず収録は終わった。
楽屋の隅で着替えてたら、潤が俺のすぐ後ろでスタンバイしてる。
「な、なんだよ潤…」
「早く帰るぞ」
「えっ…一緒じゃまずいだろ…先行ってろよ」
「いいから、早くしろ」
「えー?もう…」
なんだろ?いつもなら先に行って部屋で待ってるのに…