第7章 グレイ scene5
そう…俺、松本潤とニノは…
翔くんと恋人。
最初は、ニノとはライバルだった。
翔くんを巡ってエア死闘を何度も繰り広げた。
どっちが翔くんを物にするか…
本当にアホみたいにいがみあってた。
しかし、数年後あっさりと状況は変わった。
「俺、どっちかなんて選べないから、三人で付き合う」
もちろん、俺達に選択権なんかあるはずもなく。
その日から、この帝王に俺たちはいいように翻弄されている。
「…あんなものって、何?」
「え…だから…」
「なんだよ?具体的に言えよ。わかんねえよ」
「あの…だって…」
ニノが助けを求めるように俺を見る。
なんとかしなきゃと俺も口を開いた瞬間、顎を掴まれた。
「い・え」
「ひょうきゅんのはらかぁ…(翔くんの裸)」
「ひゅみまひぇんれしたあ…(すいませんでした)」
俺とニノはなさけなあい声を出した。
「くくっ…」
途端に翔くんは破顔した。
でも一瞬でその表情は真顔に戻った。
本当はニタニタしたいのにカッコつけようとする…
こういうとこが、帝王なんだけどかわいいって思ってしまう。
こういうとこが、俺達の心を掴んで離さないんだ…
「おまえらVTR見て勃起してたわけ?」
「ひゃあい…」
「ひゅみまひぇんれしたあ…」