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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5



空が、青かった―――

「もう起きろよ」
「ん…おはよ。にいちゃん…」

カーテンもない窓から、朝の光が差してくる。
空は晴れ渡り、雲一つない。

寝床から起き上がると、味噌汁の匂いがした。

「今、朝飯できるから。顔洗ってこいよ」
「うん…」

寝癖を付けたまま洗面所に行くと、冷たい水で顔を洗う。
ミシミシと鳴る床板を踏みしめながら台所に行くと、もう朝飯が出来上がっていた。

「食べるぞ」
「はあい」

狭いダイニングテーブルに着くと、にいちゃんも向かいに座った。

「いただきます」
「いただきます…」

手を合わせて、味噌汁を手に取る。
そのまま啜ると、薄かった。

「にいちゃん…薄い…」
「悪かった…」

冷蔵庫から味噌を取り出すと、スプーンで少し掬ってお椀に入れてくれた。
卵焼きは、しょっぱくて。
ご飯の上に載せて一緒にかきこんだら、ちょうどよかった。

にいちゃんは申し訳無さそうな顔して、もそもそと飯を食べてる。
その顔が面白くて…にやにやしながらご飯を食べてたら、こつんとやられた。

「明日から、おまえが朝飯作れ」
「やーだ」
「あっ、おまえっ…!」
「くふふ…」
「もう…飯ならおまえのほうが上手だろうがあ…」

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