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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


電気を消して、ベッドに入った。
ギシリとコイルが鳴る。
このベッドに他人が寝るなんて、初めてかも…

「あったかい?大丈夫?」
「うん…大丈夫」

なんだかそう言ってる声は小さい。

「智くん?」

手を伸ばして体に触れてみたら、結構な冷え具合だった。

「あの~…嫌じゃなかったら、暫く抱っこしようか?」
「ええっ…」
「いや、変な意味じゃなくて…その…ぶぶぶ…」
「翔ちゃん…俺、男だけど…」
「だから変な意味じゃなくって…ぶぶ…温めてあげようか?」
「なんだよもお…変だろ、それぇ…」

とは言うものの、寒さには抗えなかったらしく、智くんは俺にくっついてきた。

アルコールの匂いが、漂ってくる。
まだ酔っ払ってるな…これ。

「智くん…俺、男だけど…」
「わ、わあってるよ!」
「ぶぶぶ…」
「むふふ…」

ひょいと腕を伸ばしたら、そこにすっぽりと智くんは収まった。
案外、小さい。
ぐっと腕に力を入れて抱き寄せてみたら、身体が冷え切ってるのがわかった。

「どんだけ冷えてんの…足ちみたい」
「翔ちゃんあったかいなあ…俺、惚れちゃう」
「智くんの惚れる基準って、体温なの?」
「俺、あったかい人好き」
「ふうん」

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