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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


完全に撃沈してる智くんを引き取って、自宅に戻った。
だって、智くんち知らないし…

とりあえずリビングのソファに寝かせておいて、客間の用意をした。
戻ると、ソファの上に身体を起こして、智くんは呆然としてた。

「ああっ…翔ちゃん!」

やっと誰の家だかわかったと、智くんは半泣きだった。

「珍しいね。智くんが後輩に呼び出されて行くなんてさ」
「間違えて…電話出ちゃったからさ…」
「誰と間違えたの?」
「ん?翔ちゃんかなって思って」
「え?俺?」
「ん…もう寝ぼけてたからさ。直前までメールしてたから間違えた」
「ああ…」

思わず笑ってしまった。
なんか、むすっとしてる智くんがかわいらしかった。

「今日は、泊まってってよ。客間、用意したから」
「えっ…いいよ。悪いよ」
「いいから。もう遅いし。ね?」

パジャマ代わりのスエットを貸して、無理やり客間に押し込めた。

「しょうちゃあん…」

情けない声が聞こえたけど、俺はなんだか楽しい気分になってた。

ドア越しに、智くんに話しかける。

「なに?一人で寂しくて寝れないの?」
「ばっ…何いってんの!」
「だったらちゃんと着替えて寝るんだよ?」
「もう…子供じゃないんだから…」

拗ねた声。
なんだかにやにやしてしまう。

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