第7章 グレイ scene5
潤曰く、こんなに酔っ払ってる翔ちゃんは久しぶりだから、きっと明日は記憶ないだろうってことで…
「いや、でもまかり間違って覚えてたらどうすんだよ」
「別に。知られてもどうってことないでしょ」
「でもさ…」
「俺も雅紀も上になるよ?翔くん。羨ましいだろ!」
ああ…自慢したかっただけね…潤ったら…
普段、俺達は関係を秘密にしてるから、お互いのことを誰かに自慢するってこともなくて…
バレてるメンバーにはやっぱりそれなりに遠慮ってもんが働くから、こんな話、普段はできなかった。
「どっちもって…上も下もやるの?おまえら…」
「そうだよ?そん時の気分で、雅紀が女役だったり、俺が女役だったりさ…羨ましいだろ?」
「ううううう…羨ましくなんかないもんっ…」
がばっと翔ちゃんは起き上がった。
「俺今、雅紀の下にいるもん!羨ましいだろ~!」
そう叫ぶと、俺に抱きついてきた。
小学生か…
「あっ!どけよ!翔くんっ!」
小学生の挑発にまんまと乗った潤は、俺を翔ちゃんから引き剥がした。
「潤~…」
「雅紀は俺のものだからなっ!触んな!」
「何おまえまでムキになってんだよ…」
潤がぎろっと俺を睨んだ。
かと思ったら、翔ちゃんの上に突き飛ばされた。
「ええっ!?」