第7章 グレイ scene5
「潤、遅いね」
「ん…」
翔ちゃんの声が小さかった。
「翔ちゃん?」
こっくりこっくりと翔ちゃんは船を漕いでた。
「あちゃ…翔ちゃんまで…」
潤はまだまだ来そうになかったから、俺は翔ちゃんを抱えて空いてるベッドに寝かせた。
「んんー…まだ寝ないもん…」
「いやいや、翔ちゃん、もう寝てたでしょ」
「だあって、智くんがまだ飲んでる…」
珍しいな。
翔ちゃんがこんな酔っ払うなんて。
やっぱ疲れてんだなあ…
「いいから、翔ちゃん寝ちゃいな?」
一緒に横になって胸板をトントンしてたら、いつの間にか俺も眠ってた。
真夜中、ごそごそする音で目が覚めた。
いつの間にか、部屋は真っ暗になってる。
隣には、翔ちゃんがすうすうと寝息を立てていた。
「ん…?」
ごそごそは隣のベッドからしてた。
翔ちゃん越しに、暗闇の中に目を凝らした。
「!?」
ちょっと待て
「や…ん…まーくん…」
「しーっ…声出すなよ?」
ニノの上で、相葉ちゃんが動いてる
いやいやいやいや…
ここ、俺の部屋!
いや、そういう問題か!?
おまえら、男同士だろ!?
「やっ…あ…こえ、でちゃうよ…」
「あいかわらず感じやすいんだな…和也は…」
くすくすと相葉ちゃんの忍び笑いが聞こえる。
いや、待て
マジで待て