第7章 グレイ scene5
どうやら、俺と雅紀は付き合っているらしい。
そしてどうやら、同棲までしてるらしい。
「ふを…」
すっぽりと雅紀とのラブな記憶は抜け落ちていて…
リビングのソファで俺は頭を抱えてた。
一体、なにがどうなってこうなったんだ!
「翔ちゃんったら!」
「うわぁぁっ…」
突然至近距離で雅紀のがなり声が聞こえた。
「もう!お風呂!入ったって言ってるじゃん!」
「あ、ああ…ありがと」
「どうしたの?頭痛い?」
心配そうに俺の頭を撫でる雅紀は身体を近づけてきた。
「ごめんね?俺が飛びついたからこんなことになって」
泣きそうな顔で、俺の頭を優しく優しく撫でている。
なぜか…
その顔を見てたら抱きしめたくなって…
何も考えずに雅紀を抱きしめていた。
「翔ちゃん…」
「き、キニスンナ!」
「うん…ごめんね?ほんとにごめん…」
「い、いいからっ!ほら、一緒に風呂はいるぞ!」
んぇ!?
俺、今何を言った!?
「一緒に入ってもいいの?」
「お…おう!入るぞ!」
付いてる…よな…
雅紀の股間にぶら下がるものを、思わずマジマジと見つめてしまう。
もしかしたら雅紀は女だったのかも、なんて淡い期待をしたけど、やっぱり付いてるものは付いてる。
俺…なんで雅紀と付き合うことになったんだろう…
別に男が好きなわけじゃないよなあ…
今まで付き合ってきたのって女だったはずだし。
どうして、雅紀なんだ?