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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


あれよあれよという間に、医師がやってきて簡単な問診をされたら、俺は解放された。

服を着替えたら、すぐ退院。
たんこぶ以外、どこにも異常はありませんってさ。

「よかったね!翔ちゃん。すぐおうち帰ろうね?」
「う、うん…」

なぜか、雅紀が俺の車を運転している。

「ねえ、夕飯何食べる?」

なぜか、奥さんみたいなことを言う。

「あ、先にお風呂入りたい?寝癖、凄いよ?」

なぜか、一緒に暮らしてるみたいな事を言う。

俺の家に着いたら雅紀のポケットから俺んちの鍵が出てきて、一緒に家に入ってきた。


オイ…なんだこれ…


「あの~…」

玄関で靴を脱ぐ後ろ姿に話しかけると、くるりとこちらを向いた。

「おかえり!」

ちゅっとキスすると、雅紀は頬を染めて恥ずかしそうに笑った。

「どわっ…」

仰け反ったら玄関ドアに頭をぶつけた。

「いってええええええ!」
「しょ、翔ちゃん!もう!なにやってんの!」

なにやってんのはこっちのセリフだよ!

なんで…
なんで俺にキスしてんだよ!おまえ!

すりすりと俺の後ろ頭を撫でると、雅紀はにっこり笑った。

「照れたの?一日ぶりのキス」



魂、抜けた



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