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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


「翔…」

次の日は、仕事終わりに行きつけのバーに来てた。
和也は遅くなるって言うから、一人で飲みに来てた。

「松兄…」

松兄は岡田くんを連れていた。

「よ、バーンビっ…」
「ぶっさん…」
「偶然だな…」

そう言って松兄は俺の隣に腰掛けた。
岡田くんはその反対の俺の隣りに座った。

「ここで会ったが百年目だぞ…?翔…」
「やだなあ…勘弁してよ」

岡田くんが何かと話しかけてくるのに、松兄は隣で黙々と飲んでいる。

不意に、カウンターの下で手を掴まれた。

驚いて松兄を振り返ると、熱い目で俺を見ていた。

「翔…行くぞ」
「えっ…」
「ちょ、え…?」

松兄は俺の手を掴んで立ち上がった。

「准わりぃ、埋め合わせは今度する」

そう言い捨てて店の外に俺を引きずっていく。

「ちょっ…兄っ…何すんだよ!」
「翔…ごめん…もう一度…」
「え…」
「……忘れられないんだ……」



誰にも…言えない…



「にぃっ…あああっ…」
「翔っ…やっぱり、凄い…」
「ひゃっ…ぁっ…嫌っ…そんな奥っ…」
「これが好きだったろ…?なあ…」

たくましい腕が俺を抱きしめると、あの頃に戻ったようだった。
何もかも忘れて、のめり込んでいたあの頃…





「バーンビ…」

次の日、仕事終わりに待ち構えていたのは…

「今日、付き合えよ」
「岡田くん…」
「思い出しちゃったよ…あの頃のこと…」
「やめ…」
「二宮に、黙っててやるよ。松岡くんのこと」



深い…



色……


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