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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


「じゃあ…ふたりとも、一緒にお風呂入ろ?」

俺の腹にごしごし額をこすりつけながら、この姫は大胆な事を言う。

「えっ…」
「俺の身体、隅々まで洗って…?」

ごくり、雅紀の喉が鳴ったのが聞こえた。

「いっ…いいのっ!?」
「こら、雅紀っ!」
「あ…」

大野さんは…そんなつもりないんだから…
期待しちゃ、ダメだ。

目で制すると、雅紀はちょっとだけ冷静になった。

「おーちゃん、子供じゃないんだから…」

なんとか持ち直したと思ったのに…
姫は爆弾を落とした。

「上手に洗えた方に、ご褒美…あげる…」


ふにゃふにゃしてる大野さんの服を、脱衣所で二人がかりで脱がせた。

「…バンザイして?」
「ああ~い…」

大人しくバンザイするから、容易に服を脱がせてしまった。

いいんだろうか…いいのかなあ…

「しゃむい…」
「はっ…早く、入ろう?」

浴室スチーマーで程よく温まった室内に入ると、大野さんは椅子に座った。

「はい、洗って?」

素っ裸に腰にタオルを巻いた俺達は、思わず唾を飲み込んだ。

いやいや…この人、わかってないもん…
だから、期待しちゃ…だめなんだ。

「おし!じゃあ、隅々まで綺麗にするよ!」

雅紀がシャワーノズルからお湯を出した。
白い湯気が、浴室を満たしていく。

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