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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第7章 グレイ scene5


せっせと二人で大野さんの身体を洗った。

手と足は褐色なのに。
背中も腹も胸も…お尻も真っ白で…

目のやり場に困った。
どこみてりゃいいんだ…

「んー…きもちいい…」

また吐息混じりに吐き出される言葉に、下半身に熱が集まるのには弱った…弱った…

「さ、お湯浸かって?」

洗い終わったら、大野さんを浴槽に入れた。
その間に俺達はささっと自分の身体も洗った。

「んふふふ…」

そんな俺達の姿を、大野さんは浴槽のヘリに凭れながら見上げてる。

「な、なんだよ…」
「んーん…決めらんなかった…」
「え?」
「どっちが…俺のこと気持ちよく洗ったか…決めらんなかった」

まあ、そうでしょうねえ…
あなたにやにやして半分寝てたし…

「だっこ…」

姫が俺たちに手を伸ばした。
浴槽から引っ張り上げて抱きかかえると、浴室を出た。

身体を拭いて、バスローブで身体を包む。
リビングまで姫だっこをして連れて行くと、やっぱりくすくす笑ってる。

「どうしたの?大野さん…」
「ん…決めらんなかったから、二人にご褒美あげる…」

大野さんの腕が俺の首に絡みついた。
かと思ったら、柔らかい唇が俺の唇に重なった。

「……!?」
「んふ…雅紀…」

俺に抱かれたまま、今度は雅紀に手を伸ばした。
腕を掴んで引き寄せると、俺の目の前で…
今度は雅紀にキスをした。

「おーちゃ…」
「ぐー…」
「え?」
「へ?」

姫は、そのまままた眠ってしまった。

俺と雅紀は目を合わせた。
そのまま脱力した。

どうやら…わかってなかったのは、俺達の方で…


この姫に手のひらで弄ばれていたようだ。


「…もう、遠慮しなくていいよね?潤」
「ああ…だな」

そのまままっすぐに寝室に直行すると、ベッドに姫を寝かせた。


ふふっと姫が眠りながら笑う。

「今度は…ふたりで気持ちよくして…?」
「かしこまりました…姫」

姫の手の甲にちゅっとキスすると、姫は満足げに笑った。





姫とふたりの家来は、それからもしあわせに暮らしましたとさ。





END

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