第1章 ラピスラズリ
その時、廊下をバタバタと誰かが走る音が聞こえた。
びくりと3人で震えて、目を見合わせた。
「やべ…これから仕事だっていうのに…」
潤がハットを被りなおした。
ニノも口元を手で押さえてる。
「じゃあ…今晩…ね?」
潤が立ち上がって俺の頭をポンポンと撫でた。
「カズ、ちゃんと俺の家にリーダー連れてきてよ?」
「わかった。潤くん…」
ニノが潤に向かって手を伸ばした。
潤はその手を取るとニノを引っ張り起こした。
そのまま抱きしめて…
俺の目の前で濃厚なキスをかました。
「んっ…ん…」
「かわいい…カズ…たまんねえ…」
「潤くん…だめ…」
「もう…このかわいい唇にすぐ咥えさせてえよ…」
「だめだよもう…せっかく我慢してたんだから…」
そう言ってちらっとニノはこっちを見た。
「大野さんを…待ってたんだから…」
二人は…俺と一緒にって思って…
我慢してたんだって。
今日の今日まで…
それはうれしいんだけどさ…
休憩時間ごとに…隠れてキスばっかりしてて…
もう抑えられなくなってるじゃんか!
仕込みとリハーサルが終わったころには、二人とも野獣みたいな顔して俺のこと見てた。