第6章 ショコラ scene4
潤は、まっすぐに雅紀を見上げた。
子供の頃のように、純真な目をしていた。
そこには何の思惑もない。
ただ、雅紀を目に映していた。
「潤…?」
そのまま目を閉じて、潤は眠ってしまう。
「どうしたの…?」
智くんも起き出してきた。
「いや…なんか潤様子が変なんだ…」
「え…?」
じっと智くんは潤を見つめた。
「おかしいな…ちゃんとオーラの色、潤に戻ってるのに…」
「どうしちゃったのかな…潤…」
雅紀はずっと潤の頭を撫でていた。
そのまま朝が来て、部屋が薄明るくなって…
3人でずっと潤の寝顔を眺めていた。
「あの、さ…」
智くんがぽつりと言った。
「もしかして…俺達が付き合っちゃったから、潤、寂しかったのかもしれない…」
「…え…」
「相葉ちゃんと翔ちゃんが付き合って…俺とかずが付き合って…潤にはそれがとっても居づらかったのかもしれない」
「おおちゃん…」
「だって考えてもみろよ…15年以上一緒にやってきて、こんな状況…自分だったら、どう思う?」
智くんはぺたりと自分の顔を撫でた。
「俺らにそんなつもりはなかったけど…潤にそういう趣味はないだろうけど…やっぱ、寂しかったんじゃねえかな…」