第6章 ショコラ scene4
それから数日、俺達は行長先生のお宅に詰めていた。
その間、わかったことと言えば白は純一郎さんがなくなるまでは普通に生きていたこと。
少なくとも純一郎さんの生きている間には異変はなかったようだ。
潤は…潤の身体は、どんどん弱っていった。
3つも本物さんが身体の中にいるんだ。
消耗も酷い。
4日目、とうとう行長先生は決断した。
「…もうこれ以上は、松本さんが保ちません…」
朝、行長先生から話があった。
「今日の夜…松本さんから純一郎さんだけでも剥がします」
「そんなこと、できるんですか?」
「…やってみないことには…」
「そんな…」
チーフが噛み付くような顔をしている。
「そんな不確定なこと、させられません!」
「チーフ…落ち着けよ」
「松本は…いいえ。こいつらはただの人間じゃないんですよ!?」
「おいっ…」
何を言い出すのかとチーフを止めに掛かった。
「今はそんなこと言ってる場合じゃねえだろう!?」
「櫻井っ…お前は黙ってろ!」
「やめろって!」
ニノも止めに入ってきたけど、チーフの勢いは収まらない。
「どんな方でも…」
先生がボソリと呟いた。
「私は私の仕事をするだけです」