第1章 ラピスラズリ
途中でしょんべんがしたくなったから立ちあがったら、クラっとした。
「やべ…飲みすぎたかな…」
いつもだったらこのくらいじゃ酔わないのに…
ちょっとふらふらしながら、畳敷きから降りてサンダルを履いてトイレに向かった。
「年かなあ…こんくらいで…」
もうすぐ36歳の誕生日だ。
身体の衰えなんて感じなかったけど、最近お肌の調子とかほっといたら大変なことになるから、やっぱり年なんだって実感してきた所…
ジョボジョボと便器に向かってしょんべんたれてたら、松潤が入ってきた。
「おー!リーダーぁ…」
あ、こいつも酔っ払ってる。
「うひひ…覗いちゃお」
「や、ヤメロ」
松潤はにやにやしながら、隣で用を足し始めた。
「なに?飲みすぎた?」
「えー…そんらことないよー」
呂律回ってないじゃねえか…どうしたんだ?
ちらっと横顔を見ていたら、またトイレの扉が開いた。
「やべ…気持ち悪い…」
ニノが口を押さえながら入ってきた。
「えっ…ちょ、カズ!大丈夫!?」
松潤はしょんべんを出したまま焦ってる。
俺はちょうど済んだから、息子をズボンにしまって手を洗ってから、個室に蹲るニノの背中を擦った。