第6章 ショコラ scene4
なんの…声…?
遠くでなにか声が聞こえる。
元気のいい声だ。
「なぁん…」
ふわふわと頬に柔らかい感触がする。
「白…あれはなんの声なんやろな…」
ふふっと目を閉じたまま笑うと、白も笑った気がした。
突然、身体をゆらゆらと揺らされる感覚がする。
「なんや…まだ眠いんや…寝かしといて…」
”起きろよ~潤!”
じゅん…?
ぎゅっと手を、誰かに握られた
「誰…?」
誰だ…俺の手に触るのは…
”ほら…聞こえてたら握り返してくださいよ…?”
聞こえてる…聞こえてるに決まってんだろ…
あれは…
”潤くん!目を開けて…?”
ああ…誰だ…?
俺のことを呼ぶのは…
”潤…待ってるぞ…俺たち、ここで待ってるんだからな…?”
俺を…待ってる…?
そんな訳ない
俺のことなんて…待ってる人なんて
居るはずがない
”ねえ、潤。ニノも、リーダーも、俺も…翔ちゃんもさ、ずーっと傍で待ってるんだよ?わかる?”
誰だ…誰なんだ…
でも、知ってる
この声知ってる
”潤…”
”潤っ”
”潤くん!”
”潤”
そう…俺は、じゅん…
俺の名前は、純…