第6章 ショコラ scene4
片付け終わったら、次の間へ行く。
そこにはマネージャーを始め、事務所の人間が詰めていた。
「行長先生」
先生が事務所の人間と喋っていた。
「あ、櫻井さんに相葉さん。おはようございます」
「おはようございます」
やっぱり、先生の顔には疲労が見えた。
話し終わるのを待っていると、先生がこちらに向き直った。
「今なら少し落ち着いて居ますから、顔を見られますが…」
「じゃあ、ちょっとだけ…」
4人で客間に入ると、昨日の先生のお仲間がソファに横になる潤の傍に居た。
いつもソファの前に置いてあるテーブルは、壁に立てかけてあって、部屋が広く見えた。
「お世話になります」
丁寧に4人で頭を下げると、ちょっと驚いた顔をしながら後ろに下がってくれた。
「今は深く眠ってらっしゃいますから…」
若い男性はそう言うと少しだけ笑ってくれた。
ぺこりと頭を下げると、潤の顔を見た。
「潤…?」
顔色は白く、頬も痩けていた。
目は硬く閉じられていた。
智くんの顔を見上げたら、暗い顔をして首を横に振った。
雅紀も同じように暗い顔をしている。
「潤くん…」
ニノは胸の上に置いてある潤の手をきゅっと握った。
「聞こえますか…?早く戻ってきてくださいね…」
ぴくり、潤のまぶたが動いた。