第6章 ショコラ scene4
一日、スマホから手が離せなかった。
時々ラインで様子を聞いてみるけど、変わりはないようだった。
生放送を終えると、事務所の指示でやはり行長先生のお宅へ行くことになった。
福岡からの荷物も行長先生のお宅にあるから、泊まるには困らないけど…
「雅紀たちは…?」
「まだ先生のお宅だ…大野と相葉は、先生の近くに居たほうがいいということでな…」
「だろうね…」
「大野と二宮を引き離すわけにもいかないし。お前と相葉を引き離すわけにもいかないだろう?」
「…まあね…」
車を運転するチーフも疲れてる。
マネージャーたちは交代で休みを取っているようで、今日はチーフが俺についていてくれた。
「休み…潰れそうだな」
「だね…」
コンサートが終わって、今日の生放送が終わったら来週の月曜まで俺は休みの予定だった。
他のメンバーはもう今日から休みだ。
旅行の予定は、福岡でもうキャンセルの連絡を入れておいた。
雅紀と二人で東北へ出かける予定だったけど…
「キャンセルしておいて正解だったよ…」
「ん?旅行か?おまえら本当に好きだな…」
「悪いかよ」
「頼むから、旅先でアブナイもん拾ってくるなよ?」
そっか…その危険性もあるのか…