第1章 ラピスラズリ
それからどうなったのかはわからない。
けど、5人で仕事はそんなになかったから、潤ともニノとも顔を合わせずに済んでいた。
俺はなんだかずっとこの件に関してはもやもやがとれなくて。
いつもはこんなにこだわったりしないんだけどな…
なんだか頑なになってしまって、ラインも未読のままだった。
嵐のグループラインはちゃんと見てたけどね。
そんなこんなしてたら、東京の一回目のライブの前日になってしまった。
「ああ~…今日から4日間、張り付きかあ…」
潤とニノとどう接していいか、わからない。
ラインは二人から個別で来てたけど、意地になって読まなかった。
マネージャーが迎えに来たと連絡が入り、マンションを出ると、送迎車の中に潤とニノが居た。
「はよ」
「おはよ、リーダー」
「……。」
ぶすっと乗り込むと、二人は謝ってきた。
「ごめんね?大野さん」
「ごめん…別にね、揶揄ったわけじゃないんだ」
「……。」
自分でもなんでこんな意固地になってるのかよくわからん。
でもなんか口を開くことができなかった。
「おいおい大野…どうしたんだよ?」
運転してるチーフが、呆れた顔をしたのがわかった。