第1章 ラピスラズリ
なぜだか俺も拉致られて、潤の部屋に来てしまった。
「今、服出してくるから、その辺に座ってて」
こぎれいなリビングに通されて、ソファに座らされた。
でもところどころぐしゃってなってて、潤の性格がよく出てる。
部屋の隅にはドラマとか映画の台本がごちゃっと積み上げてあった。
「すげえ量だな…」
「あー…あれ、困るんですよねえ…俺は引っ越しの度に、実家にもってっちゃうけど」
「え?そうなの?」
「だって、俺と潤くん、出演作の量半端ねえんだもん…しょうがないよ」
「あー…だよなあ…」
「一部屋台本でいっぱいになっちゃうよ」
部屋の隅の台本タワーもごちゃっとしてるけど、ところどころ、ごちゃっとしてるおしゃれな部屋…
まあ、やっぱ俺とは大違いだな。
サイドボードの上にはおしゃれな雑貨が載っていて、その横には紙でできたのっぽな照明が置いてある。
ふわふわのラグが足元に敷いてあって、その上にはガラスのローテーブル。
ソファーはゆったりとした座面で、コの字型に配置してある。
サイドボードとは反対の壁には大きなテレビを収納してある、天井まであるでっかい棚。
そこもちょっとごちゃっとしてる。
キョロキョロしてたら、潤が大量に服を抱えて戻ってきた。