第1章 ラピスラズリ
すぐにその薄い唇から舌が出てきて、俺の口の中に入ってきた。
「ん…」
甘いニノの吐息に、身体が熱くなってきた。
思わず肩を抱き寄せると、俺もニノの口の中に舌を突っ込んだ。
唇の間から出る音。
耳になんか響いて…
だんだん興奮してきて、抱き寄せた身体をさらにきつく抱く。
「ん…苦しい…」
「あ、ごめん」
ぱっと腕から力を抜くと、ニノは俺に寄りかかってきた。
ニノも少し息が荒い。
興奮…したのかな…
ここで、ちょっと我に返った。
いや、何してんだって…だから…
今、素面だよな?
酒飲んでないよな?
なんでニノと俺がキスしてんだ?
別の意味で身体が熱くなってきて、冷や汗が出てきた。
今のって…キスだよね…?
なんで俺とニノ、キスしてるの…?
戸惑ってるのに、俺の手は…
なぜだかニノの肩に回しかけられて。
ニノを抱き寄せた。
まるで…彼氏と彼女みたいに…
俺とニノはそのまましばらく、身体をくっつけていた。
松潤が入ってくるまで
がちゃっと戸が開いた瞬間、俺たちは身体を離した。
「あのさー…あ…」
松潤が、俺とニノを見て固まった。
「えっと…」
そのままちょっと逡巡してるようだった。