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カラフルⅣ【気象系BL小説】

第1章 ラピスラズリ


控室には…誰もいなくて…
しんとしていて…

俺とニノの二人きり

心臓が、なんだかうるさい。
どきどきしてる。

ぎゅっとニノの腕に力が入った。
コーヒーを飲み終えてしまって、空になった紙コップを前のテーブルに置くと、どうしていいのかわからなくなった。

ニノは香水なんかつけなくって。
いつもシャンプーのにおいをさせてた。
今使ってるシャンプーは、猫っ毛にいいよなんてこの前言ってたやつかな…

そっとニノの頭に手を乗せる。
ぴくりとニノが動くけど、何を言ってくるわけでもなかったから、なんとなくそのまま頭を撫でていた。

ニノがもそもそと動いた。

「う…」

肘が、当たってるって…
わざとじゃないんだろうけど…
そこはダメだってば…

っていえばいいし、ちょっと体を引けば当たらなくなるのに。
なんだか俺はそのままにしてしまった。

「…どうしたの…?」

すごく至近距離で、ニノが顔を上げた。

「…なんでもない…」
「大野さん…」

少し、甘えた声。

思わずニノの唇を見つめてしまう。

とろんとした目で俺を見てるニノの顔が、どんどん近づいてくる。

「…あ…」

薄い唇が俺の唇に重なった。

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