第21章 こたつで足伸ばして何が悪い?
トイレットペーパーで汚れた部分を拭き取り、持ち込んだ替えの下着とズボンに履き替える。
でも、これって逆に怪しまれないか?
いやでも、あのままよりはマシか…ε-(´-`*)
レバーを捻り、勢い良く流されて行くトイレットペーパーを見つめながら、少しだけサッパリスッキリした下半身に言い聞かせる。
「頼むからもう暴れんなよ?」
”了解♪“
アレが小さく返事をしたのを確認して、俺はトイレを出た。
う~、寒ぃ…(>_<)
早くこたつに入ろう…
リビングに戻り、さっきまで座っていた場所に腰を降ろすと、俺はスマホを手に取った。
さぁ、ボス戦だ!
「なぁ、随分長いトイレだったけど、何してたの?」
へΣ(⊙ω⊙)
まさか翔ちゃん、起きてた…?
「そ、それはその、色々あるじゃないですか?」
「ふ~ん、色々ねぇ…。じゃあ、何でズボン変ってんの? さっきまで履いてたのはどうしたの?」
「いや、だからそれは色々と、ね…」
「ふ~ん、じゃあさ、さっきまで俺の爪先に当たってたコリコリしたのは何だったの?」
うそっΣ(゚д゚;)
翔ちゃんもしかして気付いてた?
「アレはその…なんて言うか…」
「勃っちゃったんでしょ? 正直に言えばいいのに…」
瞬間、俺の手の中で”ボス”が白旗を上げた。