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【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第1章 兵庫水軍との邂逅



布団の準備をしながら、白南風丸は
先程の麻言の掌の感触を思い出していた。
白くて柔らかい。大福餅の様な―

「って、思えば俺…失礼な事言っちゃったな。
本人も気にしてるかもしんねえのに」

同じ男なのだ。
筋肉ないとか言われたら、きっと自尊心が傷つく。
俺だって多分気にする。
入浴後に謝ろうかと考えるが、
どう言葉にしたら良いのか解らず悩んだ。

「うーん…どうするべきか
―あっ」

そこで、はっと白南風丸気付く。

―麻言に体拭きを渡していなかった事に。
謝罪の言葉は思いつかなかったが、
悩んだ事により脳へ別の刺激になったようだ。
体拭き用の布を手にすると、白南風丸は
足早に風呂場前へ向かった。

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