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【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第1章 兵庫水軍との邂逅


「―成程…。そういう、考え方も…あるのかな?」

白南風丸は思案するように手に顎を乗せた。

「ん。そういうのがあっても良いんじゃないかな」

麻言の言葉に白南風丸が軽く吹き出す。

「本当に面白いなあ。
―じゃあ、俺の事は『白南風丸』って呼んでくれ。
えっと、麻言って呼んで良いのかな?」
「うん、もちろん。宜しくね、白南風丸」

そうお互いに呼び合い少しの間二人は
はにかみを見せていたが、はっと白南風丸が気付く。

「あっ!薪っ。確認してこないと…!」
「ああ、ごめん!呼び止めちゃったね」
「良いんだ、気にすんな。じゃあちょっと、待っててくれよ!」

軽く手を振ると、闇の中を白南風丸は駆けて行った。
―と。

「ん?」

それに麻言は気がついた。
静かになった途端、
何処からか何かの呻くような声が聞こえてきたのだ。
何だろう?獣か何かの鳴き声にしては妙に低い。

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