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【忍たま乱太郎】~空蝉物語~【兵庫水軍中心トリップ逆ハー】

第1章 兵庫水軍との邂逅


「あはは、東南風の兄貴ったら顔に似合わずシャイなんだから。
あ、また順番前後すんだけど、俺は航。宜しく麻言」

満面の笑みでそう言った。
先程の舳丸とはまた違うが怒らせてしまったのかと麻言は
一瞬だけ勘違いしたので、その言葉に胸をなで下ろす。

「━で、俺は水夫の間切だ。値切りじゃねえぞ?」
「あははっ!よくきり丸君に言われますもんね~」
「きり丸君?」
「俺達の知り合いの男の子だよ。━んでもって、俺は網問。水夫だよ。
宜しくな、麻言!」

人懐っこく笑みを浮かべて、網問は
麻言の手をぎゅっと握った。

「あ、そんでそっちは白南風丸!」

網問の指差す方向を見ると、照れた様に笑う
青年が一人。

「えっと、白南風丸です。
実は最近兵庫水軍、身隠しの盾役の
オーディションに受かりまして…」

補欠なんですけどと付け加えて苦笑いをすると、
周囲で頑張れよ~!等の喝采が上がった。


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