【おそ松さん】もう二度と恋しないなんて言わないで【過去編】
第1章 とある山の一角にて
【咲夜】
ふふ、と肩で笑うと紅夜ににらまれた。
そんな怒んなくてもいいのに。
「咲夜はお転婆すぎるんだ。
ねぇさまにあんまり迷惑かけちゃダメだよ。」
あーあ。
また始まったー。
私のほうが50年くらい長生きしてんのになー。
尻尾も一本多いのになぁ。
「まぁまぁ、そんなに怒んないでよ
この人間、どうするか決めちゃおーよ」
どうどう、と紅夜をなだめる。
フン、と顔を逸らして
「好きにしていいよ」
と顔を書物に戻してしまった。
んー。
どうしよっかな。
お腹、正直空いてないんだよなぁ。
別に人間嫌いなわけでもないしな・・・。
あ。
そうだ。
「うちで働かせちゃえばいいんだ!」
名案!
あねさまのご奉仕、一緒にさせよう!
「は?」