第3章 ~弐~FRIEND
修兵達が逃げ惑っていると、突然空が湾曲した
修「何だ?いきなり空が歪みだしたぞ!?」
すると歪みから次々と虚が現れ、辺りは虚の群れで埋め尽くされた。
桃「なっなに…これ…」
恋「仲間を呼んだっていうのか!?」
修「虚がこんなに…馬鹿なっ!!?」
イ「ウソだ…こんな…嫌だ、死にたくない…死にたくないっ――!?」
次の瞬間虚が一気に襲いかかってくる。
もうこれまでか――
全員がそう思った。だがいつまで経っても痛みはやってこない。
恐る恐る目を開けると、自分達を囲む様に結界が張られていた
「間に合ったみたいね」
修「…...サラ?」
「この結界は外からは見えないからもう心配ないよ」
修「そうじゃない!!何で戻って来た!?」
恋「そうだ!!それにそこにいたら…」
桃「サラちゃん早くこの中に…」
「それは出来ない。そうすると一度解かなくちゃいけないから…」
修「サラ!!ここから出せっ!!!お前死ぬ気かっ!?」
「死ぬ?何言ってるの修兵…私は護る為に来たの」
そう言うとサラは振り返りニコッと微笑んだ
その表情に、全員絶句する
それは今までで一番綺麗に笑っていたから...
「「―――――!!!」」
(さて、斬魂刀が無い今ドコまで出来るか―)
サラが浅打に手を伸ばした時、虚の一体が血飛沫をあげる
「なに…?」
すると伸びた刀が現れ次々に虚が斬っていき、サラは刀の伸びている先を見詰める
修「あの人は…」