第3章 ~弐~FRIEND
「お前ら……」
「...申し訳ありません、命令違反です!!」
「助けに来たんだから見逃せよな、先輩ッッ!!」
恋次達の刀が虚の鋭い爪をギリギリで防ぐ
「君臨者よ血肉の仮面 万象、羽愽き ヒトの名を冠す者よ 焦熱と争乱 海隔てて逆巻き 南へと歩を進めよ
破道の三十一【赤火砲】!!!」
三人の詠唱した鬼道は虚に当たり、一瞬動きを止める
その隙に四人は逃げ出す
「何だよアイツ…」
「鬼道も効いてなかったみたいだしあんなの僕達の力じゃ倒せません!!」
「救援要請はした!!応援が来るまで凌ぐしかねぇだろ!?」
「とにかく...見つからない様に逃げないと!! 」
その頃...
「開錠!!皆早く急いで…(足りない?一体誰が…...!?)…皆ゴメン...私が行けるのはここまで。後は地獄蝶が案内してくれるから…」
「「え?」」
「問題児達を迎えにいかなくちゃ!」
そうとサラは走り出した
(霊圧を感じる…修兵と一緒か。青鹿君は…)
「 !!!この大量の霊圧…まさか!?…急がないと!!」
サラは霊圧を頼りに速度をあげ、皆の元に走った