第3章 ~弐~FRIEND
サラを先頭に走り出す一年
そんな中、恋次、イズル、桃の三人も同じ様に走っていた
だが桃の速度が段々遅くなり、しまいには走るのを止めてしまう
「何してるんだ雛森君!!」
「どうして…何で皆逃げてるの?」
「逃げろって言われたじゃないか!?引率者の命令は絶対だよ!!」
「でも…」
「無理だ!!六回生が瞬殺だったんだぞ!?」
「でも !!!」
そう言うと桃はもと来た道を走り始める
「雛森!!!…クソッ 」
そんな中、修兵と青鹿は虚と対峙していた
青「蟹沢…おのれ…貴様よくも蟹沢を!!!!!」
青鹿は逆上し刀を抜き虚に斬りかかる
「ばっ...やめろ!!情に流されるな青鹿!!」
青鹿が斬りかかる
だが、次の瞬間には虚に一突きにされ絶命した
「青鹿!!!…クソッ来い!!」
修兵は激しい攻防を見せるも虚は一瞬の隙を突いて修兵を叩き付けた
「くっ !!!(くそ…右目をやられた…前が見えねェ!!)上等だ…舐めんじゃねェ!!!」
虚の幾つにも枝分かれした鋭い爪が修兵に降り注ぎ、修兵が
死を覚悟した瞬間、ガキンと音がして攻撃が止まった