第35章 咲き誇る華に蝶は優しく舞い降りる

オデコに頬
首筋…胸元。

唇以外に食いつきながら
姫凪を見ると

震えながらも
変わってくる顔付き

「止めてって言わねぇの？
こんな事…されるの
止めねぇ…の？」

大きな胸を包む様に揉みしだき
突起を摘み上げると
高い声で哭いて
甘い吐息を吐き出す

俺を映す瞳が
過去に戻って行く

俺を愛した女の目に
変わって行く

でも、それじゃ駄目だ
”俺の”で抱かれちゃ
”俺の”で抱いちゃ

お前への愛を
悟らせちゃ駄目なんだ