白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
合宿中掛けた電話
木兎が姫凪に戯れて
甘い声を噛み殺す姫凪…
まあ、あの時と決定的に違うのは
木兎は姫凪のオトコだった事だな。
それに引き換え
俺は…ただの…
「続き話さないんですかァ?」
ケダモノだ。
姫凪の身体を撫で回しながら
時々上目遣いで
姫凪を見ると
アチコチ反応してるのが
手に取るように分かる
反応してるくせに
それを悟らせまいと力の入る身体に
『光太郎…』
木兎の名前を紡ぐ姫凪に
俺の理性の糸が先に
ダラリと力を失くした