白昼夢第3幕【華と舞う蝶】黒尾×孤爪×木兎×赤葦[®18]
第32章 華は蝶を蝶は華を想い過ぎて…
「(どこまで我慢できるか、な?)」
姫凪の耳元で囁いてた唇を
ユックリ下にずらして行くと
ビクビクと跳ねる細い身体
〈姫凪?明日ヒマか?
久々に遊ばねぇ?
たまにはコッチにも付き合え〜!〉
漏れ聞こえる木兎の声に戸惑う姫凪に
”オッケーしろ”と合図を送ると
『こ、うたろ…
うん、大丈夫…あそ、ぶ…ンッッ!』
甘い声を混ぜながらも
必死に従う姫凪に
また一つ煽られる
そう言えば、あの時も…
電話の向こうで…
姫凪はこんな声出してたっけ。